重点募集中の職種:地球環境未来予測技術に関する研究開発

  • 未来予測シミュレーションにより地球の再生を実現

    地球環境の再生に向け、人間活動を含めた地球環境の未来予測シミュレーションの研究開発を推進しています。

地球環境未来予測技術のポイントは?

海域を中心とした地球規模での観測と人間活動を含めた地球環境のシミュレーションに取り組んでいます

■大気、陸域、海洋といった物理過程や生態系や炭素循環等の生物・化学過程を含めたシミュレーションを、高速計算環境で実行し、台風、線状降水帯といった大規模災害を引き起こす極端気象の予測や海洋生物の生態系の変化を含む気候変動等の地球環境のさまざまな未来予測を行います。

■衛星IoT技術を用いて、海域(海上、海面、海中、海底)を中心にセンサーネットワークを構築し、地球規模での観測を行います。また、観測により取得したセンシングデータをクラウド環境上に集約し、大規模データの分析にも取り組みます。

■事業会社を含む世界中のパートナーと連携し、未来予測シミュレーション技術を適用することで、台風、線状降水帯などの極端気象の解明による大規模災害に対するプロアクティブな対応やプランクトンの発生メカニズムの解明による海上養殖、実証実験に取り組むことで、社会実装も進めていきます。

募集要項

1センシング技術に関する研究開発

Mission

業務内容

候補者のキャリア・専門性に応じて、次のいずれか(場合によっては複数)を担当していただきます。

地球規模での海洋センシングを実現するためのセンシングおよびネットワーク技術に関するビジネススキーム構築、PoC開発、実証実験を行う。

Ability Knowledge

必要とする知識・スキル・能力・経験

【必須スキル】以下のいずれかのスキル・経験を有する方

  • センシング技術(センサー、IoT、リモートセンシング、ネットワーク)
  • Python、Fortranなどのいずれかのプログラミング言語に関する基礎知識・実装経験
  • 情報科学に関する基礎知識

〈あると望ましい知識・スキル・能力・経験〉

  • 地球科学(気象、気候、大気海洋相互作用、生態系等)に関する基礎知識
  • 大規模位置情報データ分析(衛星観測情報、地理情報、IoTセンサー情報、海洋科学等)
  • シミュレーションなどのソフトウェア開発経験(Pythonなど試作程度も可)
  • ロボット観測技術(水中ドローン、AUV、複数ドローン制御等)
  • データ分析プラットフォーム構築・センシングネットワーク構築等のシステム開発経験

上記以外でも、当職務に活用できる研究経験がある方、開発経験がある方、意欲のある方

Person

求める人材像

  • 既存の枠にとらわれず自ら新しい研究テーマに取り組みたい方
  • 多様な価値観を持つメンバーやグローバルを含めた連携相手とのコミュニケーションに積極的な方
  • 未知の分野にも積極的にチャレンジしたい方で、好奇心、達成意欲のある方

2地球情報データ分析に関する研究開発

Mission

業務内容

地球情報データ分析:地球規模のセンシングおよびシミュレーションによる地球科学(気象・気候・大気海洋相互作用)に関する分析を行う。

Ability Knowledge

必要とする知識・スキル・能力・経験

【必須スキル】以下のいずれかのスキル・経験を有する方

  • 地球科学(気象、気候、大気海洋相互作用等)に関する基礎知識
  • 情報科学に関する基礎知識
  • Python、Fortranなどのいずれかのプログラミング言語に関する基礎知識・実装経験

〈あると望ましい知識・スキル・能力・経験〉

  • 大規模位置情報データ分析(衛星観測情報、地理情報、IoTセンサー情報、海洋科学等)
  • 大気/海洋シミュレータ(MITgcm、ROMS、FVCOM等)の利用経験
  • データ同化・観測システムシミュレーション実験(OSSE)の経験
  • 地球流体力学、海洋科学、生物地球化学に関する知識

上記以外でも、当職務に活用できる研究経験がある方、開発経験がある方、意欲のある方

Person

求める人材像

  • 既存の枠にとらわれず自ら新しい研究テーマに取り組みたい方
  • 多様な価値観を持つメンバーやグローバルを含めた連携相手とのコミュニケーションに積極的な方
  • 未知の分野にも積極的にチャレンジしたい方で、好奇心、達成意欲のある方

3地球再生シミュレーション技術に関する研究開発

Mission

業務内容

候補者のキャリア・専門性に応じて、次のいずれか(場合によっては複数)を担当していただきます。

  • 地球情報データ分析:地球規模のセンシングおよびシミュレーションによる大規模時系列データの管理、分析基盤構築、および、地球科学に関する分析を行う
  • 地球のモデル化:地球観測や地球情報データ分析をもとに気象現象、気候変動、生態系などの物理、生物、化学現象や人間活動を含め地球のモデル化を行う
  • シミュレーション:地球の再生に向けて地球のシミュレーションを行い、実社会の課題に対する実証実験や社会実装を行う
Ability Knowledge

必要とする知識・スキル・能力・経験

【必須スキル】以下のいずれかのスキル・経験を有する方

  • 情報科学に関する基礎知識
  • Python、Fortranなどのいずれかのプログラミング言語に関する基礎知識・実装経験
  • UNIX系システム(LinuxやmacOS等)上でシェルの基本動作ができる能力

〈あると望ましい知識・スキル・能力・経験〉

  • 地球科学(気象、気候、大気、海洋、大気海洋相互作用、地球流体力学、生態系、化学循環等)に関する基礎知識
  • 大規模位置情報データ分析(衛星観測情報、地理情報、IoTセンサー情報、海洋科学、DNAデータ解析等)
  • 地球環境のセンシング技術(センサー、IoT、リモートセンシング、ネットワークに関する知識)
  • シミュレータなどのソフトウェア開発経験(Pythonなど試作程度も可)
  • 数値解析・数値流体力学の研究経験
  • 地球流体力学、海洋科学、生物地球化学に関する知識
  • 大気/海洋シミュレータ(MITgcm、ROMS、FVCOM等)の利用経験
  • データ同化・観測システムシミュレーション実験(OSSE)の経験

上記以外でも、当職務に活用できる研究経験がある方、開発経験がある方、意欲のある方

Person

求める人材像

  • 既存の枠にとらわれず自ら新しい研究テーマに取り組みたい方
  • 多様な価値観を持つメンバーやグローバルを含めた連携相手とのコミュニケーションに積極的な方
  • 未知の分野にも積極的にチャレンジしたい方で、好奇心、達成意欲のある方

4海洋生態系未来予測技術に関する研究開発

Mission

業務内容

候補者のキャリア・専門性に応じて、次のいずれか(場合によっては複数)を担当していただきます。

地球観測や地球情報データ分析をもとに生態系の物理、生物、化学現象や人間活動を含めた地球のモデル化を行う。

Ability Knowledge

必要とする知識・スキル・能力・経験

【必須スキル】以下のいずれかのスキル・経験を有する方

  • 情報科学に関する基礎知識
  • Python、Fortranなどのいずれかのプログラミング言語に関する基礎知識・実装経験

〈あると望ましい知識・スキル・能力・経験〉

  • 地球科学(生態系、大気海洋相互作用、地球流体力学、海洋科学、生物地球化学等)に関する基礎知識
  • 海洋生態系(水圏生産科学・水圏生物科学等)に関する基礎知識
  • 生態系モデリング経験(低次生態系(NPZD等)/高次生態系(Ecopath with Ecosim、Ecospace等))
  • 大規模位置情報データ分析(衛星観測情報、地理情報、IoTセンサー情報、海洋科学、DNAデータ解析等)
  • 大気/海洋シミュレータ(MITgcm、ROMS、FVCOM等)の利用経験

上記以外でも、当職務に活用できる研究経験がある方、開発経験がある方、意欲のある方

Person

求める人材像

  • 既存の枠にとらわれず自ら新しい研究テーマに取り組みたい方
  • 多様な価値観を持つメンバーやグローバルを含めた連携相手とのコミュニケーションに積極的な方
  • 未知の分野にも積極的にチャレンジしたい方で、好奇心、達成意欲のある方

勤務地

武蔵野研究開発センタ(東京都武蔵野市緑町3-9-11)

メッセージ

NTT宇宙環境エネルギー研究所は2020年7月に発足した研究所です。当グループは、人間の社会活動や自然要因により変化した地球環境の再生に向けて、地球の観測から、モデル化、シミュレーションまで、従来の発想にとらわれず、新しい考え方や新しい技術で、取り組んでいます。科学技術で地球の未来を切り開いていきましょう。

久田 正樹 グループリーダ

地球再生に向けた地球観測、シミュレーションの研究開発

世界の人口は、産業革命以降増え続け、77億人を超えさらに2050年までに90億人に到達すると言われています。人々の生活が豊かになっていく一方で、人間活動が地球環境に与える影響は、人類誕生前と比べて、とても大きくなっています。
人間の活動は地球の環境にどのように、どの程度影響を与えているのでしょうか?未来の地球はどのようになっていくのでしょうか?
私たちは、このような問いに対して、人間活動を含めた地球環境のシミュレーションにより、過去、現在の地球を再現し、未来の地球環境を明らかにしていきたいと考えています。
実は、世界人口は、2100年頃をピークに減少に向かっていくと考えられています。世界中が人口減少社会を迎えた未来の人間社会はどのようになるか、その時までに地球環境に与えた環境負荷をどのように取り除くか、地球がどのように再生していくのかをシミュレーションにより明らかにするため、新たに研究グループを立ち上げました。
既存の枠にとらわれず、新しいチャレンジに一緒に取り組む仲間を募集しております。

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