NW・サービス・業務一体での持続的な進化を支えるオペレーション
アクセス系の様々な環境や状況に追従し、抜本的な業務変革や価値の連鎖的拡大を可能とするオペレーション支援を実現する取り組みです。
通信サービスは、電力などに並ぶ重要な社会インフラの1つであり、通信サービスの途絶は様々な社会・経済活動の停滞を招きます。また、近年は災害により、広範囲にわたって通信サービスが利用できなくなるケースも多く、社会への影響も甚大であることから、迅速なサービス復旧が求められています。
「オペレーション一元化・分析技術」は、多種多様なネットワークの運用情報や外部の社会情報等を一元的に収集し、Network-AIなどの研究により、人が判断できないような高度な故障予兆の検出、原因推定、復旧対処判断を自動化する技術です。従来では成し得なかった通信サービス運用や故障復旧の完全自動化をめざし、災害に強い社会基盤を実現します。
【関連技術動画】
https://www.youtube.com/watch?v=P9qXYLRTEwM
少子高齢化で生産年齢人口の減少に直面しており、業務の効率化などの「働き方改革」が喫緊の課題です。世界的にも、AIの普及で人間はより創造性の高い業務での活躍が求められています。
「協働型DX支援技術」は、変化が著しい予測不能な状況で、働く人自身が効率的な業務のやり方を創出し、継続的な改良を可能にする業務環境を実現する技術です。
人ならではの創意工夫を発揮しやすい「人とコンピュータの協業」の追究のため、ログや生体情報、映像データを手掛かりに、機械学習、自然言語処理、統計モデリング、心理学など幅広い手法を研究し、実践的かつ世界への普及をめざしたソフトウェア技術を実現します。
【関連技術動画】
https://www.youtube.com/watch?v=m6v8Xv5IKyY
https://www.youtube.com/watch?v=L9psPMCijxA
6G/IOWN時代の通信サービスは、ユーザが利用したいサービスを最適な品質やタイミングで提供することが重要です。そのため、技術的知見を持たないユーザの要望を的確に把握し、それを指標とした自律的な制御の実現が必要となります。
生成AI/NTT版大規模言語モデル「tsuzumi」を用い、ユーザ要望やサービス要件(インテント)を抽出する技術により、非定型的な対話からユーザ要望を収集します。その中から、ユーザが利用するサービスに適した要件(いつ、どこで、どのぐらいか等)を特定し、NWやサーバ等の各種リソースの制御に用いる定量的な要求値を機械学習等を用いて算出します。算出された要求値をサービスオーケストレータ等に連携し、オペレーションの自律化を実現します。
【関連技術動画】
https://www.youtube.com/watch?v=1orq4bWWZxw