オペレーション技術

継続的な業務改善を実現する
スマートDXスパイラル

IoT・AIなどを駆使したスマートな情報収集、分析、改善のサイクルを回し、抜本的な業務効率化、新しい働き方の価値創出を実現する取り組みです。

取り組み

オペレーション一元化・分析技術

通信サービスは、電力などに並ぶ重要な社会インフラの1つであり、通信サービスの途絶は様々な社会・経済活動の停滞を招きます。また、近年は災害により、広範囲にわたって通信サービスが利用できなくなるケースも多く、社会への影響も甚大であることから、迅速なサービス復旧が求められています。
「オペレーション一元化・分析技術」は、多種多様なネットワークの運用情報や外部の社会情報等を一元的に収集し、Network-AIなどの研究により、人が判断できないような高度な故障予兆の検出、原因推定、復旧対処判断を自動化する技術です。従来では成し得なかった通信サービス運用や障害復旧の完全自動化を目指し、災害に強い社会基盤を実現します。

業務ナビゲーション技術

日本では、少子高齢化で生産年齢人口の減少に直面しており、業務の効率化などの「働き方改革」が喫緊の課題です。世界的にも、AIの普及で人間はより創造性の高い業務での活躍が求められています。
「業務ナビゲーション技術」は、変化が著しい予測不能な状況で、働く人自身が効率的な業務のやり方を創出し、継続的な改良を可能にする従来とは一線を画す業務環境を実現する技術です。
人ならではの創意工夫を発揮しやすい「人とコンピュータの協業」の追究のため、ログや生体情報、映像データを手掛かりに、機械学習、自然言語処理、統計モデリング、心理学など幅広い手法を研究し、実践的かつ世界への普及を目指したソフトウェア技術を実現します。

業務ナレッジ知能化技術

通信サービスの円滑な提供のために、多くの作業者が現場や事務所で通信設備の点検、保守を行っています。これらの作業は暗黙知や経験を必要とするベテランに依存するケースが多く、社員の効率的な育成の障害となってきました。
そこで、ベテランが行う種々の判断をナレッジとしてデジタル化し、AIで分析することで、ベテランが持つ高度な判断メカニズムを解明することを目指しています。これによって、単なるマニュアル化、自動化では再現できない「現場の知恵」「匠の技」を明らかにし、経験の浅い作業者の判断を支援したり、気づき・成長を促したりといった効果をもたらします。

その他研究内容