ワイヤレスアクセス技術

あらゆるシーンでナチュラルに
つながる新スタイルの創造

B5G/6G以降および次世代の無線システムやサービスでの価値向上に向けて、
無線技術の高度化やサービスエリアの拡大を目指す取り組みです。

取り組み

無線カバレッジ拡張技術

NTTグループでは、静止衛星、低軌道衛星などの衛星、HAPSから構成される多層型非地上 ネットワーク(NTN)により、電話だけでなくIoTや航空機内通信サービス や災害対策向け通信など、多様なサービス提供可能なエリアカバレッジ の拡大をめざします。
災害対策については「ネットワークの信頼性向上」「重要通信の確保」「サービスの早期復旧」を柱とした基本方針のもと、大規模災害に備えた無線システムの開発に取り組んでいます。

無線アクセス高度化技術

無線通信を通信インフラとして活用するニーズや利用シーンは拡大を続けています。NTTアクセスサービスシステム研究所では、 Beyond 5G/6G以降の多様な次世代システムへ向けて無線システムの利用シーンが広がることを見据えた研究開発を進めています。主な研究開発テーマとして、 B5G/6G時代における超大容量無線アクセスネットワーク、準ミリ波帯以上の周波数帯を用いた無線アクセスシステム、アナログ-RoF(Radio over Fiber)を活用したミリ波帯アクセスネットワーク、次世代広域ワイヤレスアクセスネットワーク等に取り組んでいます。

無線サービス多様化技術

スマート端末やIoTデバイスの爆発的な普及とともに、ユーザニーズが多様化しつつあります。これまでは、通信速度の向上が重要視されていましたが、今後は「大容量」の他に「高信頼性」、「低遅延」、「高品質」などの様々な要求に柔軟に対応できるアクセス回線提供が必要になります。NTTアクセスサービスシステム研究所では、セルラーに加え、ユーザ展開力が期待されるアンライセンス無線も活用する事で、多様な用途におけるユーザ体験向上や企業のディジタルトランスフォーメーションを実現する研究開発を行っています。

マルチ無線プロアクティブ制御技術(Cradio

無線通信では人や車などの移動により電波の到来状況が刻々と変化します。また、利用者の品質要求も刻々と変化します。
Cradio(クレイディオ)は、刻々と変化する環境や利用者状況に合わせたプロアクティブなエリア実現や複数無線連携制御技術など、無線ネットワークを意識させない通信環境を実現するコグニティブファンデーションにおける無線制御技術の総称です。ローカル5Gや無線LANをはじめとしたさまざまな無線アクセスシステムにおいて、アプリ要件をリアルタイムに満足させるために、無線の状態を「把握」し、刻々と変化する無線品質を「予測」し、環境/要件に応じた「制御」を行うことで、ユーザにネットワークを意識させないナチュラルな通信環境を実現します。
参考動画:マルチ無線プロアクティブ制御技術Cradio

その他研究内容