ウェルビーイング・コンピテンシーの取り組みがWELLBEING AWARDS 2026 活動・アクション部門GOLD受賞

 
人々の心身の健康や幸福を重視する「ウェルビーイング」という概念が社会に広がる中、その先進的な取り組みを表彰する「第4回ウェルビーイングアワード(WELLBEING AWARDS 2026)」が開催されました。WELLBEING ACTION(ウェルビーイングアクション)実行委員会が主催する「ウェルビーイングアワード」は、企業や団体、教育機関などが実践する革新的な取り組みを顕彰し、より良い社会の実現に向けた活動を後押しすることを目的に、多様な分野におけるウェルビーイング向上の取り組みを評価しています。審査では、社会的インパクト、持続可能性、独創性などが重視され、単なる取り組みにとどまらず、社会に広く波及する価値が求められています。

2026年、この「ウェルビーイングアワード」において、社会情報研究所(共同研究先:学校法人 金沢工業大学)が『活動・アクション部門 GOLD』 を受賞しました。

受賞題目:自律的・共創的にウェルビーイングを実現するための学びのフレームワーク”ウェルビーイング・コンピテンシー”の提案とそれを育む社会実践

この賞は部門ごとに応募があった全ての取り組みの中から上位5つに選出された取り組みに進呈されるものです。

発表内容

決勝プレゼンにおいて、軸としたのは「ウェルビーイング・コンピテンシー」という概念です。社会情報研究所と金沢工業大学が作成した ウェルビーイング・コンピテンシーホワイトペーパー の中では、「多様な人々とともに、ウェルビーイングに生きるための実践的資質・能力」として定義しています。

プレゼンではまず、このコンセプトの理論構築について説明しました。ウェルビーイングは特定の人に限られたものではなく、誰もが学び、身につけることができるものであるとし、個人の内面だけでなく、他者との関係性や社会とのつながりの中で捉える重要性を示しました。また、「I(わたし)」「WE(あなた)」「SOCIETY(社会)」「UNIVERSE(地球・未来)」という4つのレイヤーから構成されるウェルビーイング・コンピテンシーモデルを提示しました。

続いて、ウェルビーイング・コンピテンシーの社会実践を支える具体的なツールについて紹介しました。中でも「わたしたちのウェルビーイングカード」を用いたワークは、参加者同士が自身の価値観を共有することで、自己理解と他者理解を同時に促進する仕組みとして多く実施しています。こうしたツールは研究論文による裏付けもあり、実践と理論の両面から支えられている点をアピ―ルしました。

また、教育現場での実践についても報告しました。全国80校以上で導入が進み、既存の授業や学校活動をウェルビーイングの視点で再解釈する取り組みが展開されています。継続的な学習を通じて、生徒の関心や意識に変化が見られることも示され、実践の有効性が具体的に示されました。さらに、学校現場の先生から、企業や研究者など幅広い参加者で学び合うような勉強会であるEWBC(Exploring the Potential of Well-being Competency in Future Education)についても紹介しました。

さらに地域社会への展開については、コミュニティ活動やまちづくりの場において、対話や共創を促進するフレームワークとして活用されている事例を紹介し、社会実装への広がりを示しました。加えて、国際規格(ISO 25554:2024)との関連や企業研修への応用可能性にも触れ、今後の展開の広がりを示しました 。

決勝プレゼン発表・授賞式模様

WELLBEING AWARDS 2026|決勝プレゼン・トークセッション・授賞式(アーカイブ)からご覧ください。

※ プレゼンは1:03:17、授賞式は2:48:13からご覧になれます。

また、モノ・サービス部門でグランプリを受賞した株式会社JTB の「MY LIV PROJECT ~私と私たちのWell-beingに出逢う旅~」では、そのサービスコンセプトにNTTのウェルビーイングの考え方を取り入れるなど、社会情報研究所のウェルビーイングの取り組みが広がっています。

※ プレゼンは上記リンクの50:02からご覧になれます。