つくばフォーラム2025
世界を変える価値創造を 持続可能な社会を支えるアクセスネットワークへの挑戦
世界を変える価値創造を 持続可能な社会を支えるアクセスネットワークへの挑戦
IOWN時代におけるアクセスネットワークの将来像としてラストワンマイル無線を含めた配線/光アクセス設備と保守運用の姿を紹介するとともに、アクセス技術の役割を映像でご体感いただきます。少し先の将来像に向け、みなさまと共に実現していきます。
IOWN/6G時代への需要変化を捉えたアクセスNW実現に向け、つくばAS研のテストベッドを構築・運用することで、研究開発と実証実験を一体的に取り組み、研究開発技術の導入を促進します。
本技術は、ネットワークとエッジ処理を合わせたエンド・ツー・エンドの通信品質をリアルタイムに制御する技術です。スマート農業の共同実験をNTTアグリテクノロジーと締結し、本技術を活用して遠隔操作ロボットでイチゴを収穫する実証実験を行いましたので、その模様を展示します。処理遅延と伝送遅延を測定し、品質劣化時は即座に操作者への通知とロボット速度の変更を行うことで、ストレスなく操作が可能になります。
光ファイバネットワークの普及・拡大に伴い光線路技術に対する要求が多様化しております。本展示では、性能および環境の両面からサスティナブルに対応できる将来の光線路技術に関する取り組みについて紹介します。
非電化エリア(遠隔地、地下等)や電力線の敷設が難しい場所に設置されたIoTセンサへ通信環境を提供する、光給電で動作する小型通信装置を構成する技術をご紹介します。
本展示では、端末の超低消費電力化・スリープ機能の実装により平均消費電力を低減するとともに、全固体電池を搭載することで安全性を向上させた端末の展示を行います。
NTTは、Beyond 5G/6G時代に向けて衛星・HAPS通信を活用したモバイル通信のサービスエリア拡大をめざしています。衛星・HAPSは長距離通信のため伝送速度を出すことが難しく、また天候影響により伝送速度が変動してしまいます。このような環境でもお客様に高品質なサービスを提供するため、時代ごとに3つの技術(短期:災害対策用無線システムにおける動的トラヒック制御、中期:通信優先制御、長期:通信ルート制御)を検討しており、本展示ではそのうち短期・中期の取組内容をご紹介します。
高周波数帯無線は大容量が期待できる反面、遮蔽に弱いため基地局アンテナを複数配置しそれらの接続を適切に切り替えるハンドオーバが必要です。ハンドオーバ中の通信断を回避するため、端末側に複数の無線部を具備した端末主導動的サイトダイバーシチ制御技術を考案、実証を進めてきましたが、本展示では同技術を搭載した60GHz帯無線LAN(WiGig)装置の製品版を動態展示するとともに、これまでの実験の模様を紹介します。
マルチ無線プロアクティブ制御技術(Cradio®)の概要および最新の状況をご紹介します。現行機能の到達点とその活用事例に加え、将来向け機能の検討状況をデモを用いて紹介します。
CradioとIntent抽出技術を組合わせることで、ユーザ要望に即した柔軟なマルチ無線ネットワーク制御が可能であることを紹介します。
また、各要素技術(Intent抽出、無線制御、無線センシング)も併せて紹介します。
基地局アンテナを分散配置する40GHz帯協調分散MIMOシステムにおいて、全アンテナで同時にビームサーチを行うことにより、複数無線端末に対して、高速移動かつ遮蔽環境でも最適アンテナとビームの組合せを高速に検出する技術を紹介します。
モバイル回線やデータセンタ(DC)を利用したサービス及び今後のIOWNサービスの普及では、大規模災害や故障の発生時における故障区間の早期切り分け・復旧が求められます。本技術では、遠隔から回線の常時監視を行い、回線故障時に故障区間の切り分けを即時行う遠隔光ノード技術を紹介します。
大規模なNWの故障対応では、複数のNWの構成情報やアラート、運用手順書等、多くのデータの参照と解析が必要であり、効率性と正確性の両立が求められます。
本展示では正確にAIで分析・対応を行う技術とそれを支える技術を紹介します。これにより故障対応時のゼロタッチ化に加え、リモート・オンサイト業務のワンストップ化や、企業内NW管理などの法人ビジネスへの適用範囲拡大をめざします。
道路橋の撮影画像から数年後の劣化進行を予測した設備画像を生成するAIについて紹介します。このAIはあらかじめ学習した画像データと設置場所の環境情報(気温・降水量等)から道路橋の鋼材部に発生した腐食の経年変化を予測し、腐食が進行した様子がわかる画像を生成することができます。このAIを活用することで、現在、一律周期で実施している点検頻度の見直しや補修計画の最適化等が行え、保全コストを縮減できます。
近年、ドライブレコーダを用いたインフラ点検が普及し始めていますが、GPSの位置情報では誤差が大きく、データ整理に人手を要するという課題があります。本展示では、ドライブレコーダ画像の正確な設備位置を特定する技術について、デモを用いて紹介します。設備位置情報付き点検画像は、他事業者へもシェア可能であり、社会インフラ全体の点検稼働を削減します。
光ファイバ網を活用し、新たな社会インフラ監視ビジネス領域の獲得を目指す光ファイバ環境モニタリングについて、道路掘削工事検知等の普及への起点となるユースケースを紹介します。人手を介することなく自動でイベントを検知・発報するクラウド上のシステムを展示し、新たなユースケースへの展開をめざします。