架空設置クロージャ

クロージャは、配線された光ケーブルの分岐個所に設置して、その中で光ファイバ接続を行う機器です。
架空設置クロージャは、経済性、作業性および景観との調和や需要の変化への対応を考慮した開発を行っています。

1.光ケーブル用クロージャ(配線系)(1996)

構造の簡略化により、取付作業の作業性向上と都市景観との調和を図るデザインを取り入れたクロージャです。  
光ケーブル用クロージャ(配線系)
 
図 光ケーブル用クロージャ(配線系)(1996)

2.所外用光スプリッタとその収容技術(クロージャ)の開発(2001)

光スプリッタを所外のクロージャに配置することで、配線に必要な総ファイバ長を短くできます(設備費低減、作業性向上など)。

3.事業者相互の架空光ファイバ接続用の架空光クロージャ(2003)

事業者相互間で、光ファイバの有効利用が可能になり、FTTH提供の促進が期待できます。

4.少心架空光クロージャの技術を開発(2005)

光サービスの需要増大に迅速かつ経済的に対応するため、光ファイバの引き落とす場所の自由度を上げる技術と、少心ケーブルによるコスト削減と耐クマゼミ対策の技術を開発しました。

5.新たな架空光クロージャ(2006)

架空光クロージャ内の接続に融着接続とメカニカルスプライス接続が用いられていたが、コネクタ接続の適用により作業時間の削減を図った架空光クロージャを開発しました。

6.高収容架空光クロージャ(2010)

所外光スプリッタ搭載数を拡大した架空光クロージャの開発により、架空設備の輻輳回避と設備コストを削減しました。

7.ファイバ心線の再接続のための下部延ばし技術(2012)

サービスの移転・廃止の増加から光クロージャ内に発生した光ファイバ心線未使用部分を再接続して有効活用を図る開発をしました。

8.既設架空光クロージャにおける下部延ばし技術(2012)

サービスの廃止・移転等による既存設備の保留に耐えるため、クロージャに心線下部延ばし機能を具備することで既存配線ケーブルを有効利用できるようにしました。

 

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