TsuKuBa 年史-TsuKuBa History -

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事業者相互の架空光ファイバ接続用の架空光クロージャ

2003年(平成15年)

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異なる事業者が所有する光ファイバを相互に接続し、有効利用したいという要望があります。
これに応えるために架空配線区間において、複数事業者の光ファイバ設備の接続を可能とする「片端コネクタコード付SM型架空ドロップ光ファイバ」、「SCコネクタ収納用架空光クロージャ」の開発(図1)を行いました。

電柱での光ファイバケーブル接続形態の一例

図1 電柱での光ファイバケーブル接続形態の一例

・片端コネクタコード付SM型架空ドロップ光ファイバ(図2)
製造段階で片端にSCコネクタを付けることで光ファイバ単心線(心線数:1~4心)の露出をなくして作業性を良くし、さらにケーブル内部にあるテンションメンバには、落雷等により異常な電流を避ける無誘導材料を採用しています。
・SCコネクタ収納用架空光クロージャ
この光クロージャは、片端コネクタコード付SM型架空ドロップ光ファイバ専用とすることで、従来必要であった光ファイバ単心線とピグテールの接続点の固定機能を不要とし、限られたスペースで最大8心までの接続を可能としました。
また、コード変換部と架空光クロージャ内に凹凸加工をすることによって、凹凸かん合によりケーブル固定が容易となりました。
以上、2つの開発物品を組み合わせて使用することにより配線区間の電柱上にて、容易に相互の接続が実現できるようにしました。

片端コネクタコード付SM型架空ドロップ光ファイバ

図2 片端コネクタコード付SM型架空ドロップ光ファイバ

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