例えば、最初はつくり手が自分達の想いを大事にしながらサービス案を考え、徐々にサービスを使う対象の人々もつくり手側に加わっていくステップが考えられます。サービスを「つくる人」「使う人」が分かれるのではなく、みんなでわたしたちのサービスをつくり出す
ことが、多様な人々みんなの「よい状態」を長期的に実現することにつながると考えています。それでは、各プロセスの詳細を職場のサービス創出例とともに見ていきましょう。
今回のケースではデザインフレームワークを2周します。
詳細については下記のリンクよりパンフレットをダウンロードできます。
NTT社会情報研究所 Well-beingデザインフレームワークの検討
サービスをつくるために、想いを持った人達で集まります。なるべく多様なメンバが集まれるとよいでしょう。
参加者それぞれのプロジェクトへの期待や大事にしたいことを共有します。組織としてだけでなく、個人としての想いについて理解を深めます。
前ステップの理解をもとに、みんなでめざしたい姿や具体的なサービスのアイディアやイメージを膨らませ、方向性を定めます。
現状の方向性がよさそうかを確認します。サービスを使う人など、これまで検討に関わっていなかった人にもアイディアを提示し、評価します。
サービスの関係者を洗い出し、参加を呼びかけます。サービスが価値を提供する当事者(使う人)にも、つくる人として加わってもらいましょう。
新たに参加した人を交え、それぞれの想いを共有します。サービスを使う当事者を含めた「つくる人」みんなの価値観を理解します。
前ステップの理解をもとに、サービスを使う人の様々な想いを実現する、「わたしたち」のWell-beingを高めるサービスを検討します。
検討したアイディアを評価します。サービスを直接使う人だけでなく、その周辺の人々にどのような影響があるかも含めて評価します。