雷をコントロールし、エネルギーを蓄える技術
誘雷・雷充電技術は、耐雷撃性能を具備したドローン等のUAV(Unmanned Aerial Vehicle : 無人飛行機)を高高度で雷雲の近くに飛行させ、雷撃を受けることで、落雷による設備や人への被害を防ぐ技術です。さらに、電流を導線経由で地上に送り、そのエネルギーを圧縮空気や他の充電方式により抽出・保存します。
世界中で絶えず発生している雷撃による被害を無くし、最終的には雷雲エネルギーを吸収し、対地雷自体をなくすことをめざしていきます。
最初のステップとして、雷撃をキャプチャする精度を高める誘雷技術から取り組みます。その中でもUAVが雷撃や高電界状態においても制御可能となるための耐雷、耐高電界性能を高めることを検討します。並行して雷撃エネルギーの充電技術を確立するため、運動エネルギーや磁気エネルギーなどへの変換・蓄積をめざします。
NTTを含めインフラを提供している企業(通信、電力など)や官公庁・自治体が自社・自組織の設備を雷から守るために活用していきます。
落雷制御・充電技術 -耐雷ドローンを使用した落雷誘発実験‐
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NTT宇宙環境エネルギー研究所では、社会課題の解決に向け、エネルギー、環境分野をはじめとして、情報科学、人文系、社会科学系を含め多様な人材を募集しています。