ビッグデータ分析技術ワークショップ
~高速グラフマイニングが切り拓く世界~ の開催結果

2018/03/09

概要

学術・産業の各界より、グラフを研究・活用している第一人者をお招きして、グラフマイニングの研究動向と活用事例を共有・議論するワークショップを開催しました。ワークショップでは大学や企業から最新の取り組み内容を紹介頂くとともに、パネルディスカッションでは可視化やembedding(グラフのベクトル表現)の技術の重要性に言及されました。

主催

大阪大学大学院情報科学研究科・NTTソフトウェアイノベーションセンタ

(協賛:電子情報通信学会データ工学研究専門委員会)

日時

2018年3月9日 (金) 13:00-20:00

開催場所

パネルディスカッション

グラフの俯瞰、比較を行うためのグラフ可視化や多様な分析を高速に行うためのgraph embedding(グラフを多次元ベクトル空間へ埋め込むことでベクトル演算を可能にするもの)の技術が重要であるといった共通認識を得たほか、クエリ標準化、動的グラフの表現方法やグラフ構築方法の重要性についても言及されました。

アジェンダおよびプレゼン資料

13:00-13:30 Searching Communities in Large Social Networks

  • Jeffrey Xu Yu(香港中文大学 教授)

13:30-14:00 隠れた名品を推薦するためのグラフマイニング手法の提案

  • 佐藤哲司(筑波大学 教授)

14:00-14:30 大規模SNS研究でのグラフ活用

  • 諏訪博彦(奈良先端科学技術大学院大学 助教)

14:30-15:00 地域IoTとオープンデータ分析の研究

  • 中澤仁(慶應義塾大学 准教授)

15:00-15:20 休憩

15:20-15:50 大学研究者のリードによるネットワークグラフ産業応用推進

  • 新熊亮一(京都大学 准教授)

15:50-16:20 大規模ソーシャルグラフマイニングのマーケティング活用事例と今後の展望

  • 榊剛史(株式会社ホットリンク)

16:20-16:50 企業内データ分析におけるGraphデータベース活用

  • 荒木一馬(三井情報株式会社)

16:50-17:20 Graponトレンド分析の紹介

  • 飯田恭弘(NTTソフトウェアイノベーションセンタ)

17:30-18:30 パネルディスカッション

テーマ:高速グラフマイニングが切り拓く世界

  • 高速グラフマイニングにはどのようなユースケースが適しているか、オープンデータ化が進んだ状況でグラフ活用研究をどのように推進できるか、などを議論

モデレータ鬼塚教授

パネリストJeffrey Xu Yu 教授、中澤仁 准教授、新熊亮一 准教授、諏訪博彦 助教、藤原靖宏 特別研究員(NTTソフトウェアイノベーションセンタ)(順不同)

18:45-20:00 意見交換会 参加費不要ですので、お気軽にご参加ください。

ワークショップと同会場にて実施いたします。

※講演は英語または日本語です。パネルディスカッションは日本語です。

過去の開催