2017/03/05
香港中文大の Jeffrey Xu Yu 教授、九州大学の藤澤克樹教授、北海道大学の湊真一教授をはじめとしたグラフ研究の第一人者をお招きして、グラフマイニングに関する最新の研究動向と応用を共有・議論するワークショップを開催しました。グラフマイニングはデータどうしのつながりに着目した分析手法で、ビッグデータ分析技術として昨今 SIGMOD、VLDB、ICDE などデータベース分野のトップ会議でも注目を集めています。本ワークショップでは先端的なグラフマイニングの研究や適用を進めている国内の研究機関から最新の取り組みをご紹介いただきました。さらにパネル討論ではグラフマイニングと機械学習など他の分析技術の組合せがユースケース開拓に重要であるといった研究の方向性を共有しました。
NTTソフトウェアイノベーションセンタ
(協賛:電子情報通信学会データ工学研究専門委員会)
2017年3月5日 (日) 14:00-19:30
名古屋大学、筑波大学、大阪大学、同志社大学、福岡工業大学、富士通研究所、NEC、リコー、東芝、SAS、そのほか大学等から合計52名の方にご参加いただきました。
※プレゼン資料につきましてはページ末尾をご参照ください。
テーマ:グラフマイニングの研究の方向性と活用
モデレータ:鬼塚 真(大阪大学 教授)
パネリスト:Jeffrey Xu Yu 教授,藤澤克樹 教授,中澤仁 准教授,槇俊孝 氏,藤原靖宏 特別研究員(NTTソフトウェアイノベーションセンタ)(順不同)
既存のグラフマイニング活用事例を踏まえ、有効なユースケース開拓にはグラフマイニングと他技術(自然言語処理、インデックス構築など)との組合せで考えるべきとの方向性を得ました。また有望な研究領域として、生データからのグラフ構築技術や、教師データが少ないケースでも有効なラベル伝播の活用技術について言及されました。