NTT未来ねっと研究所は、新しい通信産業創出を目指して、光・無線・ネットワーク・ソフトウェアなど、物理層からアプリケーション層まで幅広く究者を結集し、1999年に創立されました。『ねっと』の響きには、「多彩な研究者の自由な発想とストレッチする活動を通じて、通信新時代の創出に貢献したい」という思いが込められています。NTT未来ねっと研究所には、各分野で長年の研究開発を通じて培われた技術と経験が、脈々と継承されています。
まだ前身組織であった1980年代から、光ファイバ伝送やSONET/SDH伝送、マイクロ波中継や衛星通信など、通信デジタル化の実用化開発で世界を大きくリードしてきました。そして1990年代は、光波長多重(WDM)やATM、モバイル通信など、今日の情報通信インフラの基礎技術が生み出された時期です。以降も、デジタルコヒーレントや空間多重を用いた長距離大容量光伝送、ネットワーク仮想化やエッジコンピューティング、無線LANやIoT無線アクセスなど、今日の社会生活とは切っても切れない技術開発に世界に先駆けて取り組んできました。これらの技術や経験を結集し、社会を変革するネットワークの研究開発を進めています。