メディアとコミュニケーション

せつなの微笑みがこころを伝える

~対話者間の共感/反感に関する客観的解釈モデルの提案~

概要

対話は社会的な生活を営む上で不可欠ですが,意思疎通の些細な齟齬から対人関係を損なうことも少なくありません.その問題解決の一つとして,私たちは,感情がどのような行動として表出され,それが他者にどのように知覚されるかの現象の解明を目指しています. 本展示では,対話中の二者間の共感/反感に関する外部観察者の解釈を,対話者の行動から推定可能な世界初のモデルを紹介します.本研究は,円滑な対話を実現するための遠隔対話システムの設計指針を構築したり,コミュニケーション障がいの現象を解明するための研究に役立つと期待されます.

ポスター


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資料一覧

  1. S. Kumano, K. Otsuka, M. Matsuda, J. Yamato, "Analyzing perceived empathy/antipathy based on reaction time in behavioral coordination,” in Proc. International Workshop on Emotion Representation, Analysis and Synthesis in Continuous Time and Space (EmoSPACE), 2013.
  2. 熊野史朗, 大塚和弘, 松田昌史, 大和淳司, ”二者間の行動の一致性と時間差に基づく外部観察者の共感解釈の分析,” 電子情報通信学会HCGシンポジウム, pp. 330-337, 2012. [優秀インタラクティブ発表賞受賞]

展示担当者

熊野 史朗
熊野 史朗
メディア情報研究部
大塚 和弘
大塚 和弘
メディア情報研究部
松田 昌史
松田 昌史
メディア情報研究部
石井 亮
石井 亮
メディア情報研究部
大和 淳司
大和 淳司
メディア情報研究部