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ヒューマンサイエンス
見るだけでモノの形や質感が変わる
~錯視からわかる脳の物体認識のしくみ~
概要
人間は複雑な物体の形や質感,意味を容易に認識することができます.これまで,脳が物体を認識するには,二次元の映像から三次元の形状を「復元」することが不可欠だと考えられてきました.しかし,私たちは二次元の画像の特徴をしばらく観察するだけで,その後に現れる物体の形や質感,さらにはモノの種類までもが大きく変わって見える錯視を発見しました.これは,脳が画像特徴の寄せ集めから物体を認識していることを示しています.今回の展示では,この「物体残効」錯視を,様々なタイプのデモで体験していただくとともに,脳の物体認識の新しいモデルについてお話します.
ポスター
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資料一覧
I. Motoyoshi, "Visual aftereffects in 3D shape and material of a single object," Journal of Vision. Vol. 12, No. 9, article 229, 2012.
I. Motoyoshi, "Broad spatial tunings of the object aftereffect: Evidence for global statistical representations of 3D shape and material," Perception, 41, 17a, 2012.
I. Motoyoshi, "Visual aftereffects in natural object categories," in Proc. Vision Sciences Society Annual Meeting, 2013
展示担当者
本吉 勇
人間情報研究部
西田 眞也
人間情報研究部