NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

点検のイノベーション ~構造劣化判定システム~

アクセス設備の点検ゼロを目指します

安全安心な通信インフラサービスの効率的な維持運用に向けて、MMS(Mobile Mapping System)技術により取得した3D点群データを用い、電柱のたわみ・傾きなどのアクセス設備の構造状態を高精度かつ面的に計測・診断することにより、設備点検ゼロを目指します。

背景

現行の点検業務は、保守者が現地に行き、設備1つ1つの安全性を目視で判定しており、膨大な時間と労力を要しています。さらに今後は、有スキル保守者の減耗に伴い、少人数の保守者で業務を実施していく必要があります。そのため点検業務は、効率的・定量的な判定による高精度化が求められます。
概要

構造劣化判定システムは、MMS技術により取得した3D点群データから電柱を抽出し、不安全の指標となる電柱のたわみ・傾きを高精度かつ効率的に自動計測します。これにより現行のような現地全数点検とは異なり、不安全な電柱のみを絞り込んで対応する事が可能となるため、電柱点検稼働を大幅に削減できます。

 

図1

 

図1 従来点検と構造劣化判定システムの比較

今後の予定
現地点検ゼロ化へ向け、3D点群データやカメラ撮影画像を用いて、構造劣化判定システムの計測対象設備をケーブル・つり線などへも拡大していきます。さらに蓄積された設備データを活用し、設備の健全化や、機械学習(AI)による劣化予測を検討していきます。
担当者
アクセス運用プロジェクト 点検診断グループ
押田 博之(グループリーダ)
大平 隼也(研究員)
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