GE-PON及びメディアコンバータを用いたFTTHユーザの増加に伴い、光ケーブルの切替工事が増大しています。所外光ケーブル切替工事は、既設光ケーブル内の光ファイバを切断し、新設した光ケーブルへ接続するためサービス断が発生します。そこで、GE-PON及びGE-PONと同じ1Gの通信速度であるギガメディアコンバータの上り信号光から、ONU情報を取得する通信光モニタツールが所外光ケーブルの切替工事で広く使われています。
近年、GE-PONの後継である10G-EPONの検討が行われています。加えて、通信速度が100Mや1GのメディアコンバータとイーサネットOAM技術を用いて故障を検知できる広域イーサネットシステムをビジネスユーザに提供しています。
そこで、10G-EPON(GE/10G-ONU)や、1Gや100Mのメディアコンバータ(M/C)の信号光からMACアドレス・接続状態・通信状況など、ONU情報を取得する光信号モニタ技術を確立しました。
本技術を採用した高機能型通信モニタツールは、2019年11月より導入されております。