NTT先端技術総合研究所は、革新的なネットワークシステムの研究開発を担当する「NTT未来ねっと研究所」、光と電子の融合により新たな価値創造をもたらす先端的なデバイス・材料の研究開発を担当する「NTT先端集積デバイス研究所」、コミュニケーションの壁を打ち破るメディア・情報処理の研究開発を担当する「NTTコミュニケーション科学基礎研究所」、新しい物性・原理の探求と発見を担当する「NTT物性科学基礎研究所」の4つの研究所から構成されています。
研究開発担当役員
NTT先端技術総合研究所
所長 岡田 顕
NTT先端技術総合研究所は、多様性を受容する持続可能で安心安全な社会の実現に向けて、情報処理・通信技術、サステナブル技術、人間科学・バイオ技術、およびこれらを支える基礎研究を推進しています。
4つの研究所で構成しており、幅広い技術領域の研究開発を行っています。物事を深く理解し、型にはまらない発想力で世界一・世界初の技術や驚きの創出に取り組んでいます。
NTT未来ねっと研究所:
多様な周波数帯と媒体を対象に新たな通信パラダイムを実現する技術の開拓
NTT先端集積デバイス研究所:
次世代の通信・情報処理インフラや持続可能かつ人々の生活を豊かにする技術の創出
NTTコミュニケーション科学基礎研究所:
人間と情報の本質に迫り、社会に変革をもたらすメディア・情報処理・人間科学の追究
NTT物性科学基礎研究所:
既存技術の壁を越える新原理・新概念創出と将来のコア技術の種となる技術の探求
NTT先端技術総合研究所で創出される先端技術は「ごつごつとした石」に例えることができます。それ自体は同じものがなくユニークですばらしい価値をもっている可能性があります。ただ、この状態では魅力的には見えず、人に拾い上げてもらえません。この「ごつごつとした石」が川に流されて他の石とぶつかり合うと、時間はかかりますが表面が滑らかになり光沢のある美しい石になり、このようになれば人に拾いあげてもらえる(社会に利用される)かもしれません。また、他の石と組み合わせて石垣のような構造物を造る場合は、他の石に合わせて表面を加工する必要があります。このように、先端技術は高い価値を創出するポテンシャルをもちますが、これを社会に役に立つ形として出すためには時間を要する磨きや加工が必要になります。この磨きや加工は我々だけでは行うことができず、外部機関との連携、つまりコラボレーションが不可欠です。我々の「ごつごつとした石」(先端技術)と皆様の技術を組み合わせ、IOWN構想が目指す多様性を受容する心豊かな持続可能で安心安全な社会の実現に貢献していきたいと考えています。
NTT先端技術総合研究所の住所、地図、アクセス情報を掲載しています。