更新日:2022/10/27

量子計算機時代のセキュア光トランスポート技術NTT社会情報研究所

目次

概要

IOWNの実現に向けて、量子計算機でも解読できない次世代暗号技術を用い、セキュアで大容量・低遅延の光伝送を可能にするセキュア光トランスポート技術の研究開発に取り組んでいます。量子計算機時代において、機密性が高く、リアルタイム性が求められる情報を安全かつ効率的に伝送可能にする通信環境の実現を目指します。

背景・従来課題

量子計算機の実用化により、セキュリティ分野では、従来の暗号が解読され、盗聴・改ざん・なりすまし等の被害が発生する危険性があります。量子計算機でも解読できない次世代の暗号技術として、耐量子計算機暗号(PQC:Post-Quantum Cryptography)と量子鍵配送技術(QKD:Quantum Key Distribution)があります。これらの暗号技術を用いて、セキュアで大容量、低遅延の光伝送を可能にする技術開発が課題となっております。

本技術のアドバンテージ

  • NIST(アメリカ国立標準技術研究所)のPQC標準化選考において、NTT技術を採用した暗号化/鍵交換技術NTRUが4つの最終候補の1つとして日本から唯一選定
  • PQ-KD(PQCを用いた鍵交換)、もしくはQKDを選択可能な鍵交換装置(xKD装置)を搭載したxKDアーキテクチャを開発
  • PQCを用いて鍵配送および認証を実現することにより、システム全体の安全性を補完するセキュアペアリング技術を開発

利用シーン

  • 知的財産や個⼈情報・プライバシ情報を含むリアルタイム映像配信
  • 低遅延で安全性が求められる、モビリティ、⼯場、医療現場での遠隔操作など

解説図表

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担当部署

社会情報研究所 情報保護技術研究プロジェクト

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