更新日:2025/10/31

量子計算機時代でも安全な耐量子セキュアトランスポート技術NTT社会情報研究所

目次

概要

IOWN PETs(Privacy Enhancing Technologies)の実現に向けて、量子計算機でも解読できない次世代暗号技術を用い、セキュアで大容量・低遅延のデータ伝送を可能にする耐量子セキュアトランスポート技術の研究開発に取り組んでいます。量子計算機時代において、機密性が高く、リアルタイム性が求められる情報を安全かつ効率的に伝送可能にする通信環境の実現を目指します。

背景・従来課題

量子計算機の実用化により、セキュリティ分野では、従来の暗号が解読され、盗聴・改ざん・なりすまし等の被害が発生する危険性があります。量子計算機でも解読できない次世代の暗号技術として、耐量子計算機暗号(PQC:Post-Quantum Cryptography)があります。システムで使用する暗号技術を、時代・環境に合わせた安全なものにスムーズに切り替えられるクリプトアジリティの向上が課題となっています。

本技術のアドバンテージ

  • PQCを含む複数の鍵交換方式による暗号鍵と、必要に応じてQKD(量子鍵配送)などから得られた事前共有鍵とを一つの暗号鍵に合成でき、かつ組み合わせを柔軟に切り替え可能なElastic Key Control技術によるクリプトアジリティの確保
  • 光伝送装置、汎用サーバ、SmartNIC等様々なデバイスの暗号化機能に暗号鍵を供給できるディスアグリゲーション構成

利用シーン

  • 知的財産や個人情報・プライバシ情報を含むリアルタイム映像配信
  • 低遅延で安全性が求められる、モビリティ、工場、医療現場での遠隔操作など
  • 分散データセンタにおける安全な演算リソースを利用したAI学習

解説図表

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担当部署

社会情報研究所 社会情報流通研究プロジェクト

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