更新日:2022/11/24

    ポスト量子時代に必要な安全かつ効率的な暗号技術を実現耐量子計算機暗号技術NTT社会情報研究所

    概要

    ポスト量子時代において、盗聴・改ざん・なりすましなどによるセキュリティ被害をなくすために必要な次世代暗号技術の研究開発に取り組んでいます。高い安全性が求められるシステムやアプリケーションに次世代暗号技術を適用することで、安全安心なICT基盤の実現を目指します。

    背景・従来課題

    スーパーコンピュータよりも高速に計算可能な量子計算機の実用化開発が2030年を目途に現在進んでいます。
    量子計算機は医療や金融など様々な分野への応用が期待される一方で、セキュリティの観点からは、既存暗号の安全性根拠である数学的な計算問題(素因数分解など)が現実的な時間で解けるため、既存暗号が危殆化する(解読される)ことが懸念されています。量子計算機でも解読できない数学的な計算問題を安全性根拠に持つ耐量子計算機暗号を利用したサービスの実現に向けて、安全性と効率性の両方を満たす暗号技術の研究開発が課題となっています。

    本技術のアドバンテージ

    • 量子計算機を使っても盗聴・改ざん・なりすましができない暗号技術を実現
    • NIST(アメリカ国立標準技術研究所)の耐量子計算機暗号の標準化選考において、NTT技術を採用した暗号化/鍵交換技術NTRUが4つの最終候補の1つとして日本から唯一選定
    • NIST標準化最終候補の電子署名技術よりも高安全かつ効率のよい技術を開発

    利用シーン

    • 耐量子計算機暗号を用いたセキュア通信や認証基盤などのアプリケーション
    • 既存の暗号アプリケーションを耐量子計算機暗号に置き換え

    解説図表

    担当部署

    NTT社会情報研究所 情報保護技術研究プロジェクト

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