更新日:2025/09/29

    エネルギー最適制御技術NTT宇宙環境エネルギー研究所

    概要

    生成AIの普及により急増するデータセンタ(DC)の電力需要に対し、再生可能エネルギー(再エネ)の有効活用が課題となっています。この課題解決に向けて宇宙環境エネルギー研究所では、「エネルギー/ICTリソース統合制御技術」及び「DC配置最適化技術」という2つのアプローチで、ワット・ビット連携*1を通じた再エネ利用量の最大化に取り組んでいます。


    *1 電力インフラ(ワット)と情報通信インフラ(ビット)を統合し、持続可能で効率的な社会基盤を構築する取り組み

    背景・従来課題

    生成AIの普及によりDCの電力需要が急増しています。一方、カーボンニュートラルの実現に向けて再エネの導入も進んでいます。
    しかし、再エネは地域や時間によって発電量が変動するため、DCの電力需要とかみ合わず有効活用が難しい状況にあります。こうした需給のミスマッチを解消するための新たなアプローチの確立が、重要な課題となっています。

    本技術のアドバンテージ

    • エネルギー/ICTリソース統合制御技術:再エネ発電状況に応じてDCの処理負荷(ワークロード:WL)や蓄電池の充放電を柔軟に制御することで、再エネの有効活用と電力需給バランスの最適化を図ります。
    • DC配置最適化技術:今後のDC整備に向け、候補地の再エネ利用率やコスト等を評価し、最適な選定を支援します。

    利用シーン

    • 再エネ電力が不足する地域のDCから、余剰が見込まれる地域のDCへWLを移動させるとともに、再エネの余剰タイミングで蓄電池に充電した電力を不足時に放電することで、各地域における再エネ利用率の向上を実現。
    • DCの新設または既存の通信ビルのDC化を計画する際に、再エネ発電ポテンシャルや地域別の電力需要、イニシャル/ランニングコスト、電力系統状況などを総合的に評価し、コストの最小化や再エネ利用率の向上を実現。

    解説図表

    担当部署

    宇宙環境エネルギー研究所 環境負荷ゼロ研究プロジェクト

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