更新日:2024/11/07
IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想における移動固定融合ネットワークでは、場所を問わずに多様な要件を満たすネットワークサービスをオンデマンドに提供することをめざしている。IOWNの進化に伴い、移動固定融合ネットワークを構成する機能群やその上で実現されるサービスの実用化が進んでいる。本特集では移動固定融合の中でも、特に実用化フェーズへと到達している技術を中心に紹介する。
IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想における移動固定融合ネットワークでは、場所を問わずに多様な要件を満たすネットワークサービスをオンデマンドに提供することをめざしている。IOWNの進化に伴い、移動固定融合ネットワークを構成する機能群やその上で実現されるサービスの実用化が進んでいる。本特集では移動固定融合の中でも、特に実用化フェーズへと到達している技術を中心に紹介する。

IOWN構想における移動固定融合の取り組み
NTT IOWN総合イノベーションセンタ内のIOWNプロダクトデザインセンタは、移動・固定の多様な端末やアクセス形態を意識させないシームレス・高エクスペリエンスなエンド・ツー・エンド通信となる移動固定融合ネットワークの実現に向けた開発・普及戦略を策定・推進しています。さらに、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想のキープロダクトであるAPN(オールフォトニクス・ネットワーク)のネットワークサービスへの適用、新たな価値創出についても検討を進めています。

高度なリアルタイムコミュニケーションを実現する通信制御基盤
IP(Internet Protocol)ネットワーク上でのコミュニケーションサービス提供のためには、多様な参加端末と接続形態に応じた音声・映像のセッション制御の仕組みをサービスごとに開発する必要があり、コミュニケーションサービス提供者が本来尽力すべきコミュニケーションサービスのコンテンツ拡充にリソースを集中できない問題が起きています。本稿では、この問題を解決するため、通信キャリアが提供するさまざまなコミュニケーションサービスに適用可能な通信制御基盤を提供する研究開発の取り組みを紹介します。

リライアブル制御プラガブルネットワーク連携基盤による移動固定融合ネットワークの進化
移動固定融合ネットワークは移動網や固定網などのアクセスネットワークやデータセンタネットワークなどのさまざまなドメインのネットワークの密な連携により実現されます。本稿では、ネットワークドメイン間連携を柔軟に実現しネットワーク全体の信頼性や品質を向上するリライアブル制御プラガブルネットワーク連携基盤による、ネットワークの進化の可能性について紹介します。

無線アクセスネットワーク(RAN)運用管理のインテリジェント化を実現するコグニティブ・ファウンデーション(CF)連携基盤技術
5G(第5世代移動通信システム)ネットワークのRAN(Radio Access Network)では高周波数帯の活用や大容量化に伴い無線基地局が増加し、さらにスマート工場などでのネットワーク利用が期待されています。そのため、従来の装置オペレーションに加え、無線基地局スリープによる省電力化やネットワークスライス制御といった複雑なオペレーションが求められており、その実現にはネットワークの状況分析や制御内容の判断を自律的に実施する「インテリジェント化」が必要です。本稿では、RANを自律的に制御しインテリジェント化を実現するコグニティブ・ファウンデーション(CF)連携基盤技術を紹介します。

ソフトウェア技術でネットワークの省電力化を実現する省電力イネーブラー
ネットワークを流れるトラフィックは年々増加傾向にあり、ネットワーク機器の消費する電力の増加が問題になっています。本稿では、ネットワークのソフトウェア処理において、ソフトウェアの技術により省電力化に挑戦する研究開発の取り組みについて紹介します。