更新日:2024/10/07
本特集では、「サイバー空間」と「物理空間」、「コンピューティング」と「ネットワーク」、「アナログ」と「デジタル」、「移動通信」と「固定通信」など、通信サービスそのものまたは環境変化としての、4つの多面的な「融合と協調」を実現する、さまざまな技術からなる将来の共通的基盤となることをめざすインクルーシブコアを紹介する。
本特集では、「サイバー空間」と「物理空間」、「コンピューティング」と「ネットワーク」、「アナログ」と「デジタル」、「移動通信」と「固定通信」など、通信サービスそのものまたは環境変化としての、4つの多面的な「融合と協調」を実現する、さまざまな技術からなる将来の共通的基盤となることをめざすインクルーシブコアを紹介する。

6G/IOWN時代のネットワークアーキテクチャ:インクルーシブコア
6G(第6世代移動通信システム)やIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)の時代においては、「サイバー空間」と「物理空間」、「コンピューティング」と「ネットワーク」、「アナログ」と「デジタル」、「移動通信」と「固定通信」など、通信サービスそのものまたは環境変化として4つの多面的な「融合と協調」が進むことが想定されます。この多面的な融合と協調の進行により、端末・デバイス・ネットワーク・アプリケーションの情報処理や情報流通をエンド・ツー・エンドかつシームレスに連携させる必要性が高まります。本稿では、この融合と協調を実現するための基幹となる6G/IOWN時代のネットワークアーキテクチャ「インクルーシブコア」の研究開発の取り組みについて紹介します。

6G/IOWN時代の高速なエンドエンド情報同期・連携技術「In-Network Service Acceleration Platform」
In-Network Computing(INC)とは、従来端末およびクラウドが担っていた計算処理の一部をネットワークが代行し、ユーザを端末性能やサービス環境の制約から解放する技術です。本稿では、NTT研究所が提案するINCとモバイルネットワークの融合アーキテクチャISAP(In-network Service Acceleration Platform)について解説します。

6G/IOWN時代の信頼できるアイデンティティデータ流通を実現するSSI基盤
ユーザのアイデンティティに関するデータを標準化されたフォーマットでデジタル化し、多様なサービスで活用できるようにするというデジタルアイデンティティに関する動きが加速しています。デジタルアイデンティティを取り巻く世の中の動向に合わせ、NTTネットワークサービスシステム研究所ではインクルーシブコアの要素技術として、ネットワークサービスとデジタルアイデンティティの連携を実現するSSI(Self-Sovereign Identity)基盤の研究開発に取り組んでいます。本稿では、SSI基盤の持つセキュアIDウォレットを中心とする技術について述べた後、同時に進めているSSI基盤をメタバースに適用するユースケース実証について紹介します。

ミッションクリティカルなCPSサービス収容に向けた協調型インフラ基盤
本稿では、人口減少等に起因する各種社会課題の解決に期待される、CPS(Cyber-Physical Systems)サービスの社会実装促進に寄与する基盤として研究開発を進めている「協調型インフラ基盤」について紹介します。コンセプトと全体アーキテクチャに加え、CPSサービスのユースケースの1つであるレベル4自動運転の遠隔監視に求められるミッションクリティカルな映像伝送に資する要素技術と、それらを組み合わせた実フィールドでの実証の模様について紹介します。