更新日:2018/10/01

    超高臨場感通信技術Kirari! Beyond 2020
    阿久津 明人(あくつ あきひと)
    NTTサービスエボリューション研究所
    所長

    ※記事本文中の研究所名が、執筆・取材時の旧研究所名の場合がございます。

    NTT技術ジャーナル2018年10月号:特集「超高臨場感通信技術Kirari!」より

    南 憲一(みなみ けんいち)/ 日高 浩太(ひだか こうた)

    NTTサービスエボリューション研究所

    Kirari!

    平成28年1月22日に閣議決定された第5期科学技術基本計画(1)では、新たな概念「Society 5.0」が掲げられています。狩猟社会(1.0)、農耕社会(2.0)、工業社会(3.0)、情報社会(4.0)に続く、人類史上5番目の社会Society 5.0(2)(図1)は、科学技術イノベーション総合戦略(平成28年5月24日閣議決定)(3)において、次のように定義されています。

    • ・サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させることにより、
    • ・地域、年齢、性別、言語等による格差なく、多様なニーズ、潜在的なニーズにきめ細かに対応したモノやサービスを提供することで経済的発展と社会的課題の解決を両立し、
    • ・人々が快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる、人間中心の社会
    図1 Society 5.0のイメージ
    図1 Society 5.0のイメージ

    これまでも情報通信技術(ICT)の進展に伴い、離れた場所の人との音声・映像コミュニケーションが実現され、より高音質、高画質の通信へと遷移してきました。また、各種センサの技術進歩により、人がいるフィジカル空間そのものをセンシングできるようになってきました。センシング情報をサイバー空間でメディア処理して伝送し、“あたかも目の前に人がいるかのように”別のフィジカル空間に再現させることが、Society 5.0では一般的になるかもしれません(図2)。この再現を高臨場感と呼ぶこととすれば、NTTグループが進めるKirari!とは、通信によるメディア伝送の先をいくテクノロジで、高音質、高画質という進化の枠を超えた超高臨場感を実現するものです。…

    図2 Kirari!のイメージ
    図2 Kirari!のイメージ

    ■参考文献

    1. (1)http://www8.cao.go.jp/cstp/kihonkeikaku/index5.html
    2. (2)日高・長谷川・布施田:“新たな経済社会としてのSociety 5.0を実現するプラットフォーム、”オペレーションズ・リサーチ、Vol.61,No.9,pp.551-555,2016.
    3. (3)http://www8.cao.go.jp/cstp/sogosenryaku/2016.html

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