概要
ユーザの装着負担が小さく、日常生活を送りながら心電図を連続的に計測できるデバイスの研究開発を進めています。
本技術は、人体を信号伝送路として計測回路に組み込んだ新しい心電計測技術であり、電極間の物理的な配線ケーブルが不要となるため、ユーザの身体活動を妨げない心電計測が可能となります。
本技術を用いて、診断に長期の連続計測を要する心疾患の早期発見などを目指しています。
背景・従来課題
心疾患の早期発見は社会的課題の1つであり、そのためには日常生活での心電図の連続的な計測が必要です。しかし、従来の胸部装着型では端末の貼り付け・ウェア着用時の手間や粘着部による肌への不快感等の課題があり、腕時計型の場合は計測時に静止して竜頭に触れる必要があるため日常生活での連続計測には難があります。そこで、簡単に装着できて不快感も小さく、かつ日常動作での連続計測が可能なウェアラブル心電計測デバイスが求められています。
本技術のアドバンテージ
- 人体を介したアナログ無線信号伝送技術により、電極間を繋ぐ物理的な配線を不要とした手首装着型の心電計測が可能となります。
- 手首・足首などにデバイスを装着するため、高齢者や体の不自由な方でも簡単に使用することができます。
- 日常的な連続計測によって心疾患の兆候をとらえ易くなり、医療機関の受診推奨機会の増加が見込まれます。
利用シーン
- 心疾患患者の入院中や在宅でのリハビリ経過観察
- 日常的な利用による年齢に関わらない心疾患の早期発見
解説図表
技術解説
本技術は研究開発段階であり、医療機器として認証・承認を得たものではありません。
担当部署
先端集積デバイス研究所 アクティブライフ・デザイン研究部