更新日:2022/09/09

周期分極反転ニオブ酸リチウム(PPLN)を用いた広帯域波長変換技術NTT先端集積デバイス研究所

目次

概要

これまでの3倍以上の大容量光通信を可能とする一括波長変換を実現する周期分極反転ニオブ酸リチウム(PPLN: periodically poled lithium niobate)を用いた広帯域波長変換技術の研究を行っています。

背景・従来課題

光通信は通常C帯と呼ばれる波⻑1530-1565nmの4THzの帯域を⽤いています。通信容量を増す上で、波⻑帯域が枯渇してきており、C帯以外を活⽤することが求められます。しかしC帯以外の帯域の送受信器はまだ⼗分でなく、また、それだけ帯域が増えれば送受信器が予備も含めて多数必要になります。周期分極反転ニオブ酸リチウム(PPLN)を⽤いた広帯域波⻑変換技術では、C帯の光をS帯(1460-1530nm)およびL帯(1565-1625nm)へ光のままの⼀括変換可能です。これにより光通信に使える帯域を現状の3倍以上へ経済的に拡張することができます。

本技術のアドバンテージ

  • 現在最も普及しているC帯の送受信機でS帯、L帯さらにはU帯など活用されてこなかった帯域での通信を可能とします。
  • 光を光のまま一括波長変換するため、遅延なくまた、あらゆる通信フォーマットに対応して波長変換が実現でき、システムアップグレードに対応しやすい方式を実現する事ができるデバイスになっています。

利用シーン

  • 光通信のノードにおいて利用することを想定しています。

解説図表

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担当部署

先端集積デバイス研究所 機能材料研究部

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