更新日:2025/09/29

    ハイレゾ・ロスレス音声符号化と超高精細ビデオ符号化による最高品質映像伝送技術NTTコミュニケーション科学基礎研究所

    概要

    NTT研究所が策定に貢献したロスレス音声符号化国際標準「MPEG-4 ALS」準拠の、ハイレゾ(PCM24ビット深度、48kHzサンプリング)音声を歪無く符号化する技術と、最新の超高精細(4K)映像符号化技術を組みあわせ、将来のビデオ・オン・デマンド(VoD)サービスを想定したセットトップボックスを用いることにより、臨場感の高いコンテンツを楽しめるようになります。

    背景・従来課題

    超高精細(4K/8K)放送では映像の解像度の向上に合わせて、地上デジタル放送で使われている音声符号化MPEG-2 AACよりも音質を改善できるロスレス符号化方式であるMPEG-4 ALSを使うことができるようになります。VoDサービスにおいても同様に、これまではなかなか伝わらなかったコンテンツ制作者の意図をそのまま届けることができるようになります。

    本技術のアドバンテージ

    • コンテンツ制作者が意図したダイナミックレンジの大きい放送スタジオの高品質音声(PCM24ビット深度、48kHzサンプリング等)をありのまま、家庭にまでとどけることができます。
    • 4K映像と組み合わせ、音声も映像もバランスよく最高品質を実現し、臨場感、満足感をお届けできます。
    • 配信先での柔軟な音響処理(サラウンドやイコライズ)が可能
    • MPEG標準技術を組み合わせることで実現できるため、映像・音声の多重化が容易

    利用シーン

    • 高音質、高画質VoDサービス
    • 高音質、高画質テレビ放送(IPTV、衛星放送)
    • 高音質音楽配信
    • 高信頼、高品質音声伝送
    • 高信頼、多チャネル信号伝送
    • 高音質音源の長期保存

    解説図表

    技術解説

    従来の動画配信の音声圧縮技術(AAC等)では、圧縮によって音質が変化する場合がありますが、MPEG-4 ALSロスレス圧縮符号化はハイレゾ音源も含めて圧縮前の音源そのままに復元することができるため、より臨場感や満足感を提供できます。さらにその他の圧縮技術(FLAC等)で実現できなかった、MPEG標準完全準拠で音源と映像を組み合わせた同期配信を実現することができます。

    担当部署

    コミュニケーション科学基礎研究所 メディア情報研究部

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