更新日:2022/01/21

    流れる模様で文字をすらすら映像遅延のあるシステムの操作感を改善する技術NTTコミュニケーション科学基礎研究所

    概要

    インタラクティブなネットワークサービスを提供する際、表示が遅れると、ユーザーは重たいものを操作しているかのような煩わしい感覚(動作抵抗感)を感じてしまいます。従来、このような問題に対しては、映像遅延そのものを軽減するアプローチがとられてきました。しかし、通信や符号化にかかる時間を短縮することには理論的・経済的な限界があります。そこで我々は、脳の潜在的な運動制御の仕組みに介入することで、映像遅延時の動作抵抗感を軽減する技術を開発しました。

    本技術のアドバンテージ

    • 実装が容易
    • 特殊なハードウェアを必要としない

    解説図表

    技術解説

    カーソルを操作する際、カーソル動作が手に対して遅れると、重たいものを操作しているかのような動作抵抗感が生じ、正常な運動ができなくなります(右上図B)。我々は、ユーザーが見ている画面の背景に特殊な視覚パターンを表示し、それをユーザーの操作に合わせて制御することで、映像遅延による動作抵抗感を軽減する技術を開発しました(右上図C)。この技術は、視覚パターンの動きで人の潜在的な運動応答(視覚誘導性腕応答)を引き起こし、この運動応答でユーザーの運動を加速することで、遅れを感じにくい状況を実現します(左下図)。

    担当部署

    NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部

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