更新日:2017/02/07

    効率的な運用を支える光設備構築方法光配線設計技術NTTアクセスサービスシステム研究所

    概要

    本検討ではエリア特性に着目し、固定配線区画、配線ブロックでの必要な設備量、配線形態等、効率的な設備構築のための光配線設計技術を創出しました。

    背景・従来課題

    フレッツサービスは、2001年のサービス開始以来、2008年度には約1000万加入、2016年度には約2000万加入と、順調に利用者数を伸ばしてきました。光サービスは、従来の固定電話と比較すると2倍以上のペースで普及してきました。このような普及拡大期に対応するためには、設備構築の経済化、開通工事の即応化を容易とする光配線設計技術の確立が必要です。

    本技術のアドバンテージ

    • 最適なサイズの配線ブロック設定による経済化および開通工事の即応化
    • 需要変動による繰り返し工事を抑制する必要設備量の設定

    利用シーン

    • 光設備構築時の設備量および配線構成の設計

    解説図表

    技術解説

    本技術は、これまでの光配線法検討に基づき、効率的な運用の実現に向け具体的なアクセス系光線路設備構築方法を確立したものです。主なポイントは以下のとおりです。


    1.エリア特性、設備構成に着目したエリア分類
    全国約7000ビルを設備データ(加入者数、き線/配線設備数)をもとに5つにエリア分類しました。このエリア分類をもとに、より経済的な配線形態の検討を行っています。

    2.必要設備量
    効率的な運用を実現するためには、適切な設備量を事前に構築する必要があります。そのため、エリア毎に想定するFTTH普及率に対する必要となる設備量(固定配線区画、配線ブロック)を算出致しました。事前に適切な設備量を構築することで、地下/架空での繰返し工事を回避し、円滑な開通を実現できます。

    3.配線ブロックサイズの最適化
    今後の光サービスの多様化に向けて、より経済的な設備構築を行うためには、スプリッタ収容効率の更なる向上が必要です。そこで配線ブロックサイズを最適化しスプリッタ及び所内装置の収容効率を向上させる形態、また、スプリッタ下部心線をケーブル心線を接続することによる引落しドロップ長の短尺化を実現する形態を考案・検討しました。

    4.需要変動を考慮した増設設備量
    想定するFTTH普及率に対し必要となる設備量を構築しただけでは、固配毎の需要変動により設備量が不足する固配が発生してしまいます。そこで、需要変動を考慮した設備量を構築することで、繰り返し工事を抑制し、より経済的な設備構築が実現できます。

    用語解説

    配線点
    配線ケーブル(架空、地下配含)に、お客様引落とし用のクロージャおよびスプリッタが設置されているポイント。

    配線ブロック
    1つの配線点がお客様引落としをカバーするエリア。
    一般的にメタル加入者数で30加入~120加入をカバーするエリアで設定されている。

    担当部署

    NTTアクセスサービスシステム研究所 アクセス運用プロジェクト

    関連するコンテンツ