2026/07/22
Y.Inoue
2026年5月11日から15日にかけてカナダのモントリオールで開催された3GPP SA4#136会合に参加した際の様子についてご紹介します。
こんにちは。井上です。
当チームでは、リアルタイムコミュニケーション(RTC)仕様の検討・標準化を担当し、2023年から3GPP SA4での標準化活動を行っています。
今回は、2026年5月11日から15日にかけてカナダのモントリオールで開催された3GPP SA4#136会合に参加しましたので、その様子をご紹介します。
モントリオールはカナダの東部に位置するケベック州の都市です。
歴史的な街並みと現代的な都市機能が調和しており、ヨーロッパの雰囲気を感じさせる北米の都市として人気があります。
また、モントリオールは北緯45度付近に位置しているため、5月にもかかわらず20時を過ぎても明るい時間が続くのが印象的でした。
そのおかげで、最終日の会合後には市内を少し散策する機会がありましたので、その様子を少しだけお伝えします。




今回の会場は、モントリオール中心部にキャンパスを構えるコンコーディア大学の会議室でした。
複数の高層ビルから構成される都市型キャンパスで、都会の中にある大学らしい印象を受けました。


今回の会合は、Release-20の検討期限(2027年3月)まで1年を切ったこともあり、全体的に検討が加速した印象を受けました。
特に、SAプレナリから検討推進および他WGへの情報提供が求められていた以下の2項目については、時間をかけて議論が行われました。
本記事では議論の詳細は割愛しますが、関心のある方は、3GPPのポータルサイトより以下の寄書をご覧ください。
当チームが積極的に提案活動を行っているFS_Q4RTC_MEDは、以下のような流れで検討を進める方針となっています。
今回会合では、主にユースケースの定義とアーキテクチャ・性能面での評価について議論を行いました。
当チームからは、ユースケースの定義追加とアーキテクチャ評価の進め方を提案しています。
議論の結果、提案したユースケースの追加に同意は得られたものの、TRへの具体的な反映方法については継続検討となりました。
また、アーキテクチャ評価の進め方についても今回は合意に至らず継続検討となっています。
8月に開催される次回のSA4#137会合までに、2回の中間会合が開催される予定です。
今回会合で継続となった案件の合意に向けた取り組みに加え、MOQTを適用した具体的なシステム・方式提案を推進していきます。
今回は、3GPP SA4#136会合の様子をご紹介しました。
次回のSA4#137会合はe-meetingのため、その次のSA4#138会合(11月、カルガリー開催)で現地の様子も含めてお伝えできればと考えています。
本記事は,NTTネットワークサービスシステム研究所 ネットワーク基盤技術研究プロジェクト ノード処理基盤研究グループの RTC (Real-Time Commmunication) チームが執筆しています。 当チームでは,商用サービス開発とは独立した立場から,将来のRTCサービスを支える基盤技術の創出を目的としたコア研究として,RTC関連技術の研究開発および3GPPやCAMARA等における標準化活動に取り組んでいます。
本記事に関するお問い合わせは,下記アドレスまでご連絡ください。