2030年を見据えて。
サステナブル社会の実現に向けた革新的ネットワークの構築

近年、IoT (Internet of Things)の進展により、インターネットに接続される各種デバイスは爆発的に増えており、それに伴いインターネット上を流れるデータ量も急激に増加しています。これらに起因して、既存の情報通信システムの伝送能力と処理能力双方の限界や、ICT(Information and Communication Technology)関連機器のエネルギー消費量の増大などが大きな課題となりつつあります。

この課題解決のために情報通信システムを変革し、従来技術の限界および消費電力の壁を超えて、今後の社会を支えていく革新的なネットワーク基盤の実現に向けた研究開発に取り組んでいます。

具体的には、ネットワークに接続されるあらゆるデバイスを対象として、無線と有線を含めたすべての情報伝送と中継処理をフォトニクスベースへ転換することで革新的な超大容量かつ超低遅延通信を可能とします。

さらにネットワークのポテンシャルを最大化する技術開発や、あらゆるICTリソースを柔軟かつ一元的に制御することで、変化するサービスやビジネスに対してネットワーク自体がリソース需要を予測して自律的かつ弾力的に最適化し、多様なニーズにタイムリーに応えるバリューチェーン最適化技術、またサステナブル社会の実現に向けた情報通信ネットワークや宇宙環境エネルギー技術の研究開発などに取り組んでいます。

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