近年、IoT (Internet of Things)の進展により、インターネットに接続される各種デバイスは爆発的に増えており、それに伴いインターネット上を流れるデータ量も急激に増加しています。これらに起因して、既存の情報通信システムの伝送能力と処理能力双方の限界や、ICT(Information and Communication Technology)関連機器のエネルギー消費量の増大などが大きな課題となりつつあります。
この課題解決のために情報通信システムを変革し、従来技術の限界および消費電力の壁を超えて、今後の社会を支えていく革新的なネットワーク基盤の実現に向けた研究開発に取り組んでいます。
具体的には、ネットワークに接続されるあらゆるデバイスを対象として、無線と有線を含めたすべての情報伝送と中継処理をフォトニクスベースへ転換することで革新的な超大容量かつ超低遅延通信を可能とします。
さらにネットワークのポテンシャルを最大化する技術開発や、あらゆるICTリソースを柔軟かつ一元的に制御することで、変化するサービスやビジネスに対してネットワーク自体がリソース需要を予測して自律的かつ弾力的に最適化し、多様なニーズにタイムリーに応えるバリューチェーン最適化技術、またサステナブル社会の実現に向けた情報通信ネットワークや宇宙環境エネルギー技術の研究開発などに取り組んでいます。
現在,NTTネットワーク基盤技術研究所では,Network-AI活用による障害対応高...
2018年11月、国連専門機関であるITU-Tにて、通信装置のソフトエラー(再起動や...
アクセスサービスシステム研究所ニュース
2019/12/11
衛星に送信する無線信号を自在に複数の信号に分解・合成するスペクトラム分解合成伝送技術を実現し衛星実験で実証成功
~効率の良い衛星中継器利用や秘匿性を高めた通信が可能に~
ネットワーク基盤技術研究所ニュース
2019/11/11
光ファイバで伝送する微小エネルギーを有効利用して災害時の通信を確保する研究に着手
ネットワークサービスシステム研究所ニュース
2019/10/16
NTTとTelefonicaがオープンな伝送/転送技術に関する共同実験をTelecom Infra Projectで開始
~NTTの独自オープンソースソフトウェア「MSF」と「Beluganos」が実験開始に貢献~
2019/07/30
NTT・ NEC、5G向け無線モバイルフロントホールの実証実験を実施
~光ファイバと同水準のシステムスループットを実現~