家庭まで光ファイバ(光部品その8)

光合波・分波器

1本の光ファイバだけでもこれまでに比べて容量の大きなデータを転送できます。今後、各家庭に光ファイバが敷設されそれぞれの家庭で光ネットワークを利用するようになると、各家庭からの光信号が集中するNTTの交換局と交換局の間では、更に大きな容量のデータを転送する必要があります。

交換局と交換局の間の回線を基幹回線(バックボーン)などと呼ぶ事がありますが、この基幹回線が大容量のデータを処理できないと、結局は各家庭間の光ネットワークサービスが活かされません。

基幹回線である交換局と交換局の間の光ファイバの本数を増やせば対応できるかも知れませんが、それだと急激に増える需要に追いつけないばかりでなく、設備投資を増やしてしまい安価なサービス提供になりません。

そこで、1本の光ファイバに複数の光(異なる波長の光)を通して、大容量のデータを転送する技術が開発されました。この技術をWDM(Wavelength Division Multiplex)=波長分割多重と呼んでいます。

このシステムの構成は以下の図のようになります。

光合波・分波器

左にある各家庭からの信号が交換機・ルータに集められ、光送信機で複数の波長となった光信号を1本の光ファイバに乗せて送信し、光受信機で再び元の複数の波長の光信号に戻し、交換機・ルータによって目的の場所に届けられます。

このシステムで光送受信機に使用されている、複数の光(波長)を合波し、その光を分波して元の複数の光の戻す、合波・分波器が重要な部品の一つになります。