6/6(金)13:00~13:40
音声をよりクリアに、音楽をより豊かに
~残響制御が切り拓く“音”の世界~
木下慶介(メディア情報研究部)
概要
少しでも残響のある部屋で音声をマイク収録すると、収録音には目的の音声だけでなく残響も含まれてしまいます。残響は収録音声の明瞭性を下げ、また自動音声認識の性能を低下させる要因になります。このように、コミュニケーションの手段としての「音声」にとっては、残響はしばしば邪魔なものになります。一方、音楽の鑑賞や演奏にとって、残響は必要不可欠な要素です。例えば、音楽ホールのステージ上で音が奏でられれば、その音はホール独自の豊かな響きである残響を伴って、厚みのある音として聴衆の耳に届きます。
本講演では、残響のこのような功罪両面の効果を自在に操る革新的音響信号処理技術「残響除去・制御技術」を紹介し、通信、音声認識、映画製作、ホームオーディオなど様々な分野へ波及する同技術の効果について概説します。
講演アーカイブ
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音声をよりクリアに、音楽をより豊かに~残響制御が切り拓く“音”の世界~
28分55秒
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講演資料
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