TsuKuBa 年史-TsuKuBa History -

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ワイヤレスIPアクセスシステム(WIPAS)機能高度化版

2004年(平成16年)

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ワイヤレスIPアクセスシステム(WIPAS)ステップ2のさらなる適用領域の拡大を目的として、次の機能高度化および施工技術の改善を行いました(図)。

  1. 無線区間の伝搬状態に応じて加入者局(WT:Wireless Terminal)ごとに変調方式を切り替えることによって46Mbit/sのピーク速度を維持したまま伝搬距離を拡大するための「適応変調方式」

  2. ベストエフォート型の一般ユーザと、企業ユーザ、ヘビーユーザ等の共存を可能とするための「最低帯域保証機能」

  3. 企業ユーザやホットスポットサービスのエントランス回線等に適用可能な「P-P通信方式」および「P-P通信方式の遠隔監視制御機能」

  4. 航空写真などの情報がない場合に、簡易に建物や樹木の3次元データを追加できるようにした「置局設計ツールの高度化」

  5. WTの施工時間の短縮、設置領域の拡大を図るための「屋内引込みの簡素化」、「WT用支持金物の小型・軽量化」、「WT防水工法の改善」

WIPASステップ2経済化・機能高度化版は、2004年度に商用化されました。

ワイヤレスIPアクセスシステム(WIPAS)機能高度化版の概要

図 ワイヤレスIPアクセスシステム(WIPAS)機能高度化版の概要

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