TsuKuBa 年史-TsuKuBa History -

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列車内高速インターネットアクセス

2006年(平成18年)

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研究所では、「列車内」での公衆無線LANサービスを実現すべく、NTTブロードバンドプラットフォーム(株)(NTTBP)や鉄道会社等と共に「列車内高速インターネットアクセスシステム」(図)を開発し、主に回線設計、電波伝搬評価およびシステム評価を実施しました。

  1. つくばエクスプレス: 列車の前後2カ所に取り付けられたアンテナが、駅や線路脇に設置された中継アンテナと通信することで、途切れないサービス提供を実現するオールワイヤレスシステムです。
    2005年8月にトライアル・サービスを開始し、2006年8月に国内で初めて商用サービスの提供が開始されました。

  2. 東海道新幹線: JR東海が開発したデジタル列車無線設備(LCXケーブル†による通信)を利用することにより、最高270km/hで走行するN700系新幹線車内で安定した公衆無線LANサービスが可能となりました。
    実車両による走行試験を繰り返し、2009年3月にサービスが開始されました。
  3. †LCXケーブル:漏洩同軸ケーブル(Leaky Coaxial cable)

  4. 台湾新幹線: 台湾工業技術研究院(ITRI)が発足させたプロジェクトに参画し、地上と車両間の通信回線にWiMAX技術を適用したシステム設計のための基礎実験や実走行車両を使った電波伝搬測定、実証実験を2007年から2009年にかけて実施しました。

列車内インターネット(3種類の比較)

図 列車内インターネット(3種類の比較)

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