映画などのストリーミングサービスを安定して楽しむことが可能な公衆無線LANサービスの提供を目指し、アクセスサービスシステム研究所では、5GHz帯を用いた日本のHiSWANaおよび欧州のHiperLAN/2規格に準拠した、通信の品質(QoS: Quality of Service)を保証可能なAWA(Advanced Wireless Access)システムの開発を行いました。
ここでは、デバック用のプロトタイプ機に続き試作したトライアル機(端末容量約200cc)を用いたNTT東西との共同トライアル実験を通して明確にした課題や問題点を基に、これらを商用機仕様に反映させ、最終的には端末装置に関してはPCMCIAカードにおいても安定的に動作可能な小型(容量45cc)、省電力(2.5W以下)の端末を開発しました。アクセスポイント側についても同様の小型経済化を図り、2002年10月からNTT東西の通信機器事業部の製品(WL-36)として一般への販売が開始されました。