光サービス提供の迅速化を実現する光アクセス設備オペレーションサポートシステム（OSS）には、業務環境のダイナミックな変化に追随しつつ、使いやすい機能を提供することが求められます。
アクセスサービスシステム研究所では、これらの要求に応えるため、ワークフローの適用により光アクセス設備の選定業務OSS（図）を効率化する技術の開発を行いました。
図 光アクセス設備ならびに選定業務OSSの概要
具体的には、複雑で多様な設備選定作業を、制約充足の考え方に基づく対話処理とすることで、ワークフローシステムでは不可能な高い柔軟性を実現する「フレキシブルプロセス制御（FPC：Flexible Process Control）技術」を確立し、プロトタイプ「FPC-OSS」を開発しました。
FPC-OSSでは、実践的な設備データベーススキーマへの対応、実際の設備要素量への対応、制約充足処理の高速化、制約定義・デバッグ手法の考案・適用などにより、実用的なアプリケーションを実現しました。
