お客様への光サービス提供に係わる光アクセス設備業務は、複雑でありかつさまざまな変動要素があるため、業務の効率化には継続的な業務改善が必要です(図1)。
アクセスサービスシステム研究所では、オペレーションサポートシステムの履歴を用いることで業務改善に要する時間と稼働量を削減し、継続的な業務改善を可能にする業務改善支援手法とツールの研究開発を進めました。
具体的には、光アクセス設備業務において、サービス提供条件に適した設備を選定するPAS(Plant Allocation System:光アクセス設備選定システム)の開発に取り組み、PASを対象として自動的に履歴を収集するツール「PASSPORT(PASanalysis support tool: PAS分析サポートツール)」を開発しました。
また、新しい業務プロセスを実際の業務に適用して試行錯誤することは、時間と費用の面で困難であるため、通信事業のオーダ処理業務を対象として、業務プロセスの性質を容易に調べることができるシミュレーションツールも開発しました。(図2)。