光ファイバコード(シングルモードファイバ:SM)の心線は、小径曲げになると光学的損失が大きくなるため、最小曲げ半径は30 mmに規定され自由な施工が困難でした。
宅内、構内での光化を加速し、その範囲を広げるうえで、安価で簡易に施工・使用できる配線部材が必要になったため光ファイバカールコードを開発しました。
いくつかの候補の中から価格、既存ファイバとの整合性がよく、曲げ特性に優れた空孔アシスト型ホーリーファイバを採用しました(図1:曲げと損失の比較)。
それを用いた、伸縮自在で、難燃性にすぐれた、両端にMUコネクタを付けたカール形状コード(コード径は2.0 mmφ、カール径10~20 mmφ、カール部の長さは100~500 mm)を図2に示します。