中・小規模ビルでのブロードバンド化には、設置スペースの制限や設置機器への電源供給方法などの課題がありました。
これに対して小型でUTP(Unshielded Twisted Pair)給電を用いることによって容易に設備構築できる省配線イーサネットシステムを開発しました。
このシステムは複数のお客様が共用するSW-HUBと、MDF(Main Distribution Frame:主配線盤)/IDF(Intermedate Distribution Frame:中間配線盤)ボックス内に設置される給電装置、およびそれらをつなぐUTPケーブルから構成され、100 BASE-TXのサービスを提供します(図)。
システムの特徴を次に示します。
・MDF/IDFボックス内に設置が可能な小型スイッチ
・各フロアでの電源工事を不要とするUTP給電
・配線施工を容易にする省配線化 (IP、給電、電話を一本のケーブルにまとめることで新規のケーブル本数を削減)
・お客様間の情報セキュリティを確保するVLAN機能