■簡易布設技術(新24心光ケーブル、関連ツール)
従来、ケーブルドラムは工事開始点に固定されていましたが、ドラム移動式ケーブル繰出し台車を用いてケーブルドラムごと移動する方法をとるために、細径軽量な新24心光ケーブルを開発しました(図1)。
また、ケーブルドラムをドラム移動式ケーブル繰出し台車により移動式とすることで、工事開始点でケーブルを引き留めたのち、ドラム移動式ケーブル繰出し台車を次の電柱まで移動させ、次の電柱でケーブルを張線する、という作業を各スパンで繰り返すことによりケーブルを布設し、ケーブル布設区間の工事開始点から工事終了点までの作業を片道作業化する簡易布設技術を開発しました(図2)。
本技術により、作業時間の短縮が図れ、作業人数はドラム移動式ケーブル繰出し台車を押す人員と電柱上にてケーブルを張線・引き留める人員の2名程度に抑えることが可能となり、ケーブル布設費の低減を図ることが可能としました。