■配線点クロージャ
ルーラルエリアに適した配線ブロックの小規模化を受けて、配線点でのスプリッタ収容数も現行の最大8個から3個程度にまで縮小が可能となることから、必要収容数に適した、細径軽量な24心光ケーブルにも設置可能な小型クロージャを開発しました(図1)。スプリッタ下部心線の接続は、コスト低減を目指したテープ接続構造と、SO工事の実態に合わせたオーダ単位での開通を実現する単心メカニカルスプライス接続構造を、運用に合わせて選択可能です。
■引落し点クロージャ
ルーラルエリアにおけるクロージャ当りの想定ユーザ数から、クロージャの必要引落し数を2加入に最適化し、現行の引落し点クロージャ比で容積約90%減とすることにより、ドロップ光ファイバ並みに細径軽量化された新8心光ケーブルに対応する引落し点クロージャを開発しました(図2)。
超小型なクロージャ内でも引落し作業が従来どおり可能となるよう、簡易スプライスによる短余長接続を可能とし、既存工具の使用も可能な構造を実現しました。さらに、現場や事業会社のニーズを反映し、引落し点クロージャをベースとした新8心光ケーブルや既存テープドロップを全心接続可能なクロージャのラインアップを追加(図3)し、支障移転や加害事故などへの対応を可能としました。