クロージャは、配線された光ケーブルの分岐個所に設置して、その中で光ファイバ接続を行う機器です。
1.汎用型クロージャ
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火気を使用せず、誰にでも機械的に組立・解体が可能で、メタルおよび光ケーブルに適用可能な汎用型クロージャです。
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図1 汎用型クロージャ(1986年) |
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図2 汎用型クロージャ(1988年) |
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2.光ケーブル用クロージャ(幹線系)(1996) |
これまでのスタンダードクロージャの仕様を光用に見直し、低価格と作業性の向上を図った光ケーブル用クロージャです。 |
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図3 光ケーブル用クロージャ(幹線系) |
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3.新たな地下光クロージャ(2009) |
需要に応じた光ファイバケーブルの切替えと、その効率的な運用が求められており、そのために所外設備での光ファイバケーブル間接続における施工性および信頼性を向上する新たな地下光クロージャ(TN[Triple N: Non-gas、Non-water、 Non-sealing tape]加入光用クロージャ)を開発しました。施工の簡易化と水密性の向上に関して次の3点を改善しました(図)。
① スリーブの合せ目の平面構造化:クロージャの開閉を容易にする(シール材を廃止)。
② ケーブルポート部の並列配置:上面からケーブルポートを独立に施工可能とする。
③ ポートアダプタの適用:ケーブル導入部の施工をスキルレス化する。
以上より従来品に比べて、クロージャ組み立ての時間を約2.0% 短縮することができました。
これは2009年からNTT東西に導入されています。 |
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図4 新たな地下光クロージャ |