TsuKuBa 年史-TsuKuBa History -

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現地組立型の架空用光コネクタとそれを用いた新たな架空光クロージャ

2006年(平成18年)

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従来、架空光クロージャ内での接続方法は、融着接続とメカニカルスプライス接続であり、煩雑で時間が掛かっていました。この削減を狙ってコネクタ接続を適用した新たな架空光クロージャを開発しました。

クロージャ内の配線形態としては、光ケーブル内の心線に新たに開発した現地組立型の架空用光コネクタ(図1)を取り付け、上部成端盤に成端し、コネクタ付きスプリッタモジュールのスプリッタ入力側心線とコネクタ接続します。

架空用光コネクタ外観

図1 架空用光コネクタ外観

スプリッタ出力側心線は上段の成端ケースへ配線し、コネクタを取り付けたドロップ光ファイバと接続してお客様宅へ引き落とすことができます(図2)。

新たな架空光クロージャの配線形態

図2 新たな架空光クロージャの配線形態

このクロージャの特徴は以下のとおりです。

  • 素線収納部が少なく心線の収納作業が容易
  • コネクタ接続のため接続作業が容易
  • スプリッタがモジュールタイプであり、収納作業が容易
  • 心線の特別な保護が不要

従来の架空光クロージャと比較して、接続収納作業時間が約40%削減されました。

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