FTTHの拡大に伴いユーザ宅内光配線工事のDIY化、工事の簡易化が強く望まれました。
これを実現する技術として、ケーブル曲げ半径の縮小化やケーブル外被把持技術により光ファイバ素線の取り扱いを不要とするケーブル外被把持型コネクタ(FAコネクタ)を開発しました。
FA(Field Assembly)コネクタは、ドロップ・インドア光ファイバのケーブル外被を直接把持し、光ファイバ心線が露出しない構造です。
FAコネクタ内部には、フェルール、先端に研磨加工が施されている光ファイバとメカニカルスプライス等が内蔵されています(図)。
従来のメカニカルスプライス技術の応用により、専用の工具を使用しないで、現場で簡単かつ確実に組み立てることを可能とし、低損失・高信頼性を実現しました。