中継系光ファイバケーブルは、1.3μm帯および1.5μm帯で使用する光ファイバテープを集合し、電磁誘導を受けない材料により構成されている光ケーブルです(図1)。
2014年には、中継系光ファイバケーブルの物品費の削減を目的として、テープ心線を薄肉化しケーブル構造を最適化することで細径軽量化を図った光ファイバケーブルを開発しました。また、同時に架空布設作業の施工費削減を目的とした架空用の光ファイバケーブルを開発しました。
従来中継系光ファイバケーブルで使用していた0.4mm厚のテープ心線を0.3mm厚に薄肉化したこと、およびテンションメンバ径の最適化(細径化)により、光ファイバケーブルの細径軽量化が可能(従来比で最大約30%細径化と約50%の軽量化)となりました(図2)
また、中継系光ファイバケーブルの架空展開用として、自己支持型のラインナップを追加することで従来架空布設時に必要であった吊り線の布設が不要となり、施工時間の短縮が可能となりました(図3)