TsuKuBa 年史-TsuKuBa History -

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細径ドロップ光ファイバ

2014年(平成26年)

特殊地域向けに、ケーブル部の細径化、SZ撚り形状化により、風圧荷重を低減し支持線強度を向上させることでスパン間架渉を可能とした「細径SZ撚りドロップ光ファイバ」を開発しました。施工性は従来品と同等です。

また、一般地域向けには、現行のR15対応の光ファイバから更に曲げに強い光ファイバとしてITU-T G.657 A2をベースとしたドロップ光ファイバの開発により、R7.5による配線を可能としました。

これにより、ケーブル部を直接引留め、金物に巻き付けるという新たな引留め方法(図1)を確立し、従来、カラス被害対策で実施している防護カバの取付けを省くことができ、より低コストで短時間に施工することを可能としました。

実際にフィールド検証及びカラスを入れたケージ(図2)で試験を実施しましたが、カラスによる被害はなく、カラス対策の効果を確認することができました。

これらのケーブル部は「細径低摩擦インドア光ファイバ」と同寸のため、外被把持型コネクタの把持部材の統一が可能となりました。

表 開発品と従来品ドロップの比較

開発品と従来品ドロップの比較

新たな引留め方法 ケージ試験状況(カラス)

図1 新たな引留め方法

図2 ケージ試験状況(カラス)

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