TsuKuBa 年史-TsuKuBa History -

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経済的なクマゼミ対策ドロップ光ファイバ

2009年(平成21年)

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防護壁型ドロップ光ファイバ(2007年)の導入によりクマゼミ被害をほぼ防止できました。

しかし、これはクマゼミ被害に対しては有効ですが、従来のドロップと比較してケーブル構造が複雑で、施工が煩雑なことから作業性とコスト面の改善が必要になりました。

防護壁の代わりに外被そのものにクマゼミの産卵管の侵入を防止する強度の材料を適用することにより、ケーブル構造の簡略化を狙いました(図)。

開発物品の構造

図 開発物品の構造

この材料としては、クマゼミを用いた実験(刺傷深さがファイバへ到達しない条件)から、一定量以上の硬さと引張強さを持つものを選択しました。 この材料選択と、従来と同様な構造でクマゼミ対策ができ、物品費の低減と心線取出し等の作業性の向上ができました。

これは2009年からNTT東西に導入されています。

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