お客様宅への引き込みに用いられるドロップ光ファイバにクマゼミ産卵管によると思われる刺し傷が多数確認され、これによる光ファイバ心線の断線への対策が必要になりました。
クマゼミ被害対策の構造として、刺されても産卵管が光ファイバ心線に到達しない構造(二重被覆型と肉厚型)と、産卵管が光ファイバに刺さらない構造(防護壁型)の2タイプを検討しました。
後者の、防護壁型ドロップ光ファイバWC(Wall of Cicada measures:セミ対策防護壁)を図に示します。これは、新型少心架空光ケーブルのクマゼミ対策と同様な方法ですが、構造的には心線の取出しノッチ数が4から2と異なっています。