■架空光・地下単心ケーブルのメニュー化
配線点の設置位置や需要の増加対応上、2種類の心線系列では心線数の不足が見られることから、多心化の40心単心ケーブルを開発しました。さらに、コスト削減から、支持線なしの丸型ケーブルを単心光ファイバケーブル(8、12、40心)向けに開発しました(図1)。
これは2011年8月から導入されています。
■架空光配線点用クロージャ
所外光スプリッタ設置時に配線ケーブルへの接続までを事前に完了することで工事の効率化を図るため、従来の単心コネクタ接続から4心一括融着接続へ変更することで、所外光スプリッタの高密度設置(2倍収容)を可能としました。
■架空光引き落とし点用クロージャ
引き落とし点では、廃止・移転等による既存設備の保留が増えますが、この既存配線ケーブルを有効利用するため、心線下部延ばし機能を具備したクロージャを開発しました(AOT-Sクロージャ:8心ケーブル対応、AOT-Mクロージャ:24/40心ケーブル対応)。
これらは2012年から導入されています。
■地下光配線点用クロージャ
スプリッタ出力線と下部の配線ケーブルの接続を同トレイ内に収容することで、所外光スプリッタの集約設置が可能な地下配線点用クロージャを開発しました(図2)。
スプリッタトレイを積層型にすることで、トレイ間の渡り配線がなくなり、スペースの有効活用が可能となり、最大16個の所外光スプリッタの搭載が可能です。
■地下光引落し点用クロージャ
狭隘なスペースにメタル設備との併設設置ができるよう、従来に比べ大幅なスペース減を図るため、ドロップ収容に特化した構造とし、従来品と比較し体積を約1/4程度にした小型の引落し点用クロージャを開発しました(図3)。