これまで小~中規模集合住宅の縦系配管内には、お客様の需要ごとに細径インドアケーブルを布設するためケーブル数が多くなり、配管の有効利用が困難でした。
これに対して後分岐可能な「8心単心低摩擦インドア光ケーブル」をお客様の需要に応じて布設し、該当フロアで後分岐した素線光ファイバと接続点を省スペースで保護する「Eモジュール類」の開発により柔軟な対応を可能にしました。
・8心単心低摩擦インドア光ケーブル(8STインドア)
細径インドア2条分程度のスペースに、1条で高密度(8心)な配線を可能とし、ニッパ等の汎用工具を用いて後分岐が可能な8心単心低摩擦インドア光ケーブルを開発しました。
・Eモジュール類
モジュール内での素線収納作業を回避するための「ストレート収納」を実現するため、あらかじめメカニカルスプライスの片端にSCコネクタ付コードを装着した「構内用簡易接続ピグテイル」を開発しました。
この余長を接続余長のみに限定し、接続必要長を短くすることでケーブル外被切裂き長を約90%削減することが可能になりました。さらに、これらを用いて、屋外等外壁へ設置可能な「E多心収納トレイ(組)」も併せて開発しました。